「釧網本線」「リボンナポリン」先輩はどっち? 「夕陽ノロッコ号」でコラボ JR北海道

JR北海道は、釧網本線から見える夕日を鑑賞するための臨時列車「夕陽ノロッコ号」を2021年度も運転します。

「くしろ湿原ノロッコ号」「夕陽ノロッコ号」で運行しているDE10形ディーゼル機関車と客車(watanos/写真AC)
「くしろ湿原ノロッコ号」「夕陽ノロッコ号」で運行しているDE10形ディーゼル機関車と客車(watanos/写真AC)

土日祝日に運転している「くしろ湿原ノロッコ号」の車両を使用し、2021年9月27日(月)〜29日(水)の3日間は日没時間帯に「夕陽ノロッコ号」として運転します。往路(上り)の運転時刻は釧路駅15:23発・塘路駅16:07着、復路(下り)は塘路駅16:42発・釧路駅17:30着です(時刻表は下表を参照)。

4両編成で運転され、うち3両は「ノロッコ車両」と呼ばれる指定席の展望客車、1両は自由席の普通客車です。指定席券は片道530円で、全国のJRの主な駅やインターネット申込サービス「えきねっと」等で購入できます。自由席は1両で混雑が予想されるので、指定席の利用が推奨されています。なお、新型コロナウイルス感染症対策として間隔を開けて座れるよう、指定席は4割程度減らして発売されます。

2021年の夕陽ノロッコ号は、「釧網本線全通90周年」と「リボンナポリン発売110周年」を記念した企画が実施されます。側面行先票(サボ)とヘッドマークには、「リボンナポリン」の公式キャラクター「リボンちゃん」が登場する特別デザインです。ヘッドマークは車両の前後でデザインが異なっています。また、乗車した方全員に夕陽ノロッコ号限定「記念デザインシール」と「リボンナポリン」のプレゼントがあります。

リボンナポリンは、北海道で1911年(明治44年)から発売されている道民にはおなじみの炭酸飲料です。夕日とリボンナポリンに共通する「色鮮やかなオレンジ色」、さらに釧網本線とリボンナポリンがともに「周年」を迎えたことも重なり、発売元のポッカサッポロ北海道(札幌市)とのタイアップ企画が実現したとのことです。

【時刻表で解説】JR北海道 臨時列車「夕陽ノロッコ号」

釧路駅コンコースでは9月22日(水)〜29日(水)まで、「世界三大夕日の街 釧路フォトコンテスト」受賞作品が展示されます。インドネシアのバリ、フィリピンのマニラとともに世界三大夕日の一つに数えられる美しい釧路の夕日を写真で鑑賞することができます。過去のコンテスト応募作品(受賞作品を含む)から選び抜かれた作品がプリントされたポストカードなどの夕日グッズは、夕陽ノロッコ号2号車の車内販売カウンターで販売されます。

また、夕陽ノロッコ号の塘路駅到着時には、標茶町の方々によるおもてなしが用意されます。ゆるキャラのお出迎え・お見送り、ノベルティの配布や特産品の販売が行われる予定です。