一畑電車10月ダイヤ改正 出雲大社直通の特急増便 夕方の待ち時間短縮 終電は繰り上げ

一畑電車は、2021年10月1日(金)のダイヤ改正で列車の増便や運転間隔の短縮、最終列車の繰り上げなどを実施します。

電鉄出雲市駅に停車中の一畑電車2100系電車(natuto10(なつと)/写真AC)
電鉄出雲市駅に停車中の一畑電車2100系電車(natuto10(なつと)/写真AC)

全体の運転本数は、平日ダイヤが現行の98本より4本増えて改正後は102本(北松江線上り26本・下り27本、大社線上り26本・下り23本)、休日ダイヤは現行の85本より9本多い94本(北松江線上り24本・下り24本、大社線上り23本・下り23本)となります。

平日ダイヤでは、16時以降の列車の運転時刻が変更され、運転間隔は現行の最大55分から43分に改善します(時刻表は下表を参照)。これにより、列車の待ち時間が短縮され利便性が向上するとしています。

また、平日朝の特急「スーパーライナー」松江しんじ湖温泉駅行は、電鉄出雲市駅の出発時刻が7:17から2分早まり7:15になります。

休日ダイヤでは、現在は1往復2本のみ設定されている電鉄出雲市駅〜出雲大社前駅間直通の特急列車について、改正後は4.5往復9本へと増やされます。内訳は電鉄出雲市駅発 出雲大社前駅行が4本、出雲大社前駅発 電鉄出雲市駅行が5本で、両方向とも昼間時間帯に約2時間ごとに運転されます(時刻表は下表を参照)。

一方で、現行の休日ダイヤで出雲大社前駅15:35発の急行「出雲大社号」松江しんじ湖温泉駅行は、ダイヤ改正を機に運転が取り止められます。

最終列車については現在の利用実態に応じるかたちで平日ダイヤで8〜20分、休日ダイヤでは55分発車時刻が繰り上がります。ダイヤ改正後の松江しんじ湖温泉駅発の電鉄出雲市駅行最終列車は、平日が現行より20分早い22:10発、休日は55分早い20:59発となります。電鉄出雲市駅発の雲州平田駅行最終列車も繰り上げられ、平日は20分早い22:49発、休日は55分早い21:38発となります(時刻表は下表を参照)。

【時刻表で解説】一畑電車 2021年10月1日(金)ダイヤ改正

一畑電車のダイヤ改正は直近で2017年4月1日に実施されており、今回は4年半ぶりの改正となります。