京都も緊急事態宣言 叡山電車23日から終電繰り上げ 京都市営地下鉄・嵐電は26日から

京都市交通局、叡山電鉄ならびに京福電気鉄道は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて終電時刻の繰り上げを実施します。

京都市営地下鉄烏丸線10系電車(M.T.photos/写真AC)
京都市営地下鉄烏丸線10系電車(M.T.photos/写真AC)

京都府に政府の緊急事態宣言が発令され、「京都府の緊急事態措置」として交通事業者に対し協力要請がなされたことを踏まえて実施されます。

叡山電鉄は、2021年8月23日(月)から緊急事態宣言期間の末日までの期間中毎日、全線(土砂災害の影響で運転を見合わせている市原駅〜鞍馬駅間を除く)で終電を繰り上げます(時刻表は下表を参照)。深夜時間帯の下り列車2本、上り列車5本が運休となり、出町柳駅発の最終列車は現行ダイヤの0:00発(修学院駅行)から23:40発(二軒茶屋駅行)へと20分繰り上がります。

なお、4月〜6月の緊急事態宣言時には土曜・休日ダイヤの日中時間帯において減便が行われましたが、今回は実施されません。

京都市交通局は、8月26日(木)から緊急事態宣言期間の末日まで市営地下鉄烏丸線・東西線の終電を平日・土休日ダイヤとも約1時間繰り上げ、おおむね23時までとします。両線が交差する烏丸御池駅の各方面終電は、現行ダイヤの23:55発から55分早い23:00発に変更されますが、通常時のように同駅で終電同士の乗り換えができます。京阪京津線から東西線に乗り入れる電車は23時以降は御陵駅止まりとなり、御陵駅では降車のみ取り扱われます。なお、毎週金曜日の地下鉄深夜便「コトキン・ライナー」は1月15日から運休が継続されています。

そのほか、京都市バスにおいても8月26日(木)から全系統の最終発車時刻が23時までに繰り上げられます。なお、急行系統(100・101・102・105・106・111系統)、「京都岡崎ループ」および深夜バスについてはすでに当分の間運休とされています。

【時刻表で解説】京都市営地下鉄・叡山電車・嵐電 緊急事態宣言に伴い終電時刻繰り上げ

京福電気鉄道も8月26日(木)から緊急事態宣言が解除されるまでの期間、平日・土休日とも嵐電嵐山本線および北野線で最終電車の時刻繰り上げを実施します。四条大宮駅発の嵐山駅行終電は通常ダイヤの23:45発から23:05へと40分繰り上げられます。北野線との最終連絡は通常ダイヤでは四条大宮駅23:05発ですが、繰り上げ後は平日22:45発、土休日22:49発となります。

京福電気鉄道は、その他の時間帯(始発〜22:45)については三密回避の観点から減便は実施せず、通常ダイヤでの運転を維持するとしています。