【週間TOP5】水族館の水中ドローンを遠隔操作 北海道から爽やかな「ニセコ号」の便り

「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で先週、最も読まれた記事をおさらい。2021年8月15日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。

夏のニセコ駅舎(中村 昌寛/写真AC)
夏のニセコ駅舎(中村 昌寛/写真AC)

秋雨前線の停滞による大雨が続き、河川の氾濫や土砂崩れなどのニュースが伝えられています。このサイトでも運転見合わせなどの情報を計画ベースで掲載していますが、天候の状況により列車の運行はリアルタイムに変化しています。鉄道会社の公式サイト等も併せてご確認ください。雨が止まないのでまだ全容が判明していないものの、すでに全国の鉄道路線で施設被害が発生しているようで、かなり心配な状況です。

5位: JR西日本 芸備線・福塩線で運転区間縮小 山陽線に月曜運休列車 広島・山口10月ダイヤ

新型コロナウイルス感染拡大による利用状況の低迷を受け、JR西日本は2022年春ダイヤ改正を前倒しするかたちで2021年10月2に(土)にダイヤの見直しを実施します。広島・山口エリアでは、芸備線・福塩線で一部列車の運転区間が縮小されるほか、山陽本線の岩国駅〜小月駅間では昼間時間帯の保守工事を見越して一部列車が毎週月曜運休となります。

このうち特に芸備線では、備後庄原駅から備後落合駅までの最終列車が従来より約1時間半早い18時台になり、福塩線では府中駅〜吉舎駅間において朝通学時間帯の列車が上下各1本削減されます。ローカル線の合理化がじわじわと進行しているようで、今後の不安は拭えません。

JR西日本 芸備線・福塩線で運転区間縮小 山陽線に月曜運休列車 広島・山口10月ダイヤ

4位: JR東日本「B.B.BASE」 両国発・房総サイクリング 気軽に乗れる指定席が9月から新登場

JR東日本は、房総方面へ自転車と一緒に乗車できる臨時列車「B.B.BASE」について、2021年9月運転分から指定席車両を設けると発表しました。従来は「びゅう」旅行商品としての利用のみに限られていましたが、主な駅や「えきねっと」でも購入できるようになり、より気軽に乗車できるようになるとのことです。

残念なのは、指定席車両では自転車は解体または折りたたんで専用袋に入れなくてはならない点。「B.B.BASE」の最大の売りである、自転車をそのまま持ち込んでラックに固定する方法が使えないのはマイナスです。各鉄道会社でサイクルトレインの採用例が増えていますので、今後ぜひとも改善してほしいです。

JR東日本「B.B.BASE」 両国発・房総サイクリング 気軽に乗れる指定席が9月から新登場

3位: 日本初! 水中ドローン操作で自宅が水族館に 9月閉館の京急油壺マリンパーク 10分500円

まもなく53年の歴史に幕を下ろす老舗の水族館「京急油壺マリンパーク」(神奈川県三浦市)が、閉館直前に日本初のサービスを展開しています。同館の「回遊水槽」に設置された水中ドローンを全国どこからでも自分で遠隔操作でき、サメや魚群の映像を自宅で映像を楽しむことができるというものです。

1回あたり約10分間操作でき、料金は500円です。経費を除いた全額は、閉館後、生体が他の水族館に引っ越しするまでの期間のエサ代に充当されるとのことです。奇しくもコロナ禍、もう一度行きたいけど行けないという方も多いと思われます。最後の記念訪問に代えるもよし、子どもたちとの夏の思い出づくりにもいいですね。

日本初! 水中ドローン操作で自宅が水族館に 9月閉館の京急油壺マリンパーク 10分500円

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