水郡線 10〜12月に昼間4本運休 バス代行なし 上菅谷〜常陸太田間で集中工事 JR東日本

JR東日本は、水郡線で「昼間集中工事」を実施することに伴い、一部の区間で列車の運転を取り止めます。

水郡線で運行しているJR東日本キハE130系気動車(KUZUHA/写真AC)
水郡線で運行しているJR東日本キハE130系気動車(KUZUHA/写真AC)

工事が行われる区間は上菅谷駅〜常陸太田駅間で、実施期間は2021年10月26日(火)〜28日(木)、11月16日(火)〜18日(木)、12月14日(火)〜16日(木)の計9日間です。いずれの日もおおむね10:30〜14:30の時間に工事が実施されます。

これに伴い、上菅谷駅〜常陸太田駅間で下り2本(上菅谷駅11:35発・12:35発の常陸太田駅行)および上り2本(常陸太田駅12:00発・13:11発の上菅谷駅行)の列車が運休となります。また、上菅谷駅13:35発の下り常陸太田駅行列車は、運転時刻が繰り下げられ14:55発に変更となります(運転時刻と工事実施日カレンダーは下表を参照)。これらの運休や時刻変更に伴うバスまたはタクシーによる代行輸送は行われません。

なお、2022年1月〜2月の6日間にも常陸大子駅〜磐城石川駅間において同様の昼間集中工事が行われ、2本の列車が区間運休する予定です。

【時刻表で解説】JR東日本 水郡線で昼間集中工事に伴い一部列車を運休

JR東日本によると、これまでも線路の持続的維持と線路設備の強化に取り組んできましたが、これをさらに促進する目的で、列車の運休を伴う昼間集中工事を行うことにしたと説明しています。昼間に実施することで保守作業の効率化や作業環境の改善、働き方改革の実現も目指すとしています。

集中工事では軌道の整備が行われ、機械施工によりマクラギが木製からコンクリート製に交換されます。そのほか、土木建造物の修繕・改良、信号通信設備の老朽取り換え、沿線の伐採・除草、各種設備の検査・点検などの作業が実施されます。