日本初! 水中ドローン操作で自宅が水族館に 9月閉館の京急油壺マリンパーク 10分500円

京急グループの京急油壺マリンパーク(神奈川県三浦市)は、水中ドローン遠隔操作で水族館内の映像を楽しめる日本初のサービスを実施しています。

京急油壺マリンパークのエントランス(パブリック・ドメイン/Wikipedia)
京急油壺マリンパークのエントランス(Wikipedia)

2021年7月5日(月)に開始したこのサービスは、同館の「回遊水槽」に設置された水中ドローンを営業時間にかかわらず自分で操作できるもので、その映像は全国どこからでも楽しむことができます。機器故障のため一時中断していましたが、修理が完了したことに伴い8月11日(水)からサービスが再開されました。夜間や早朝など、普段は見られない時間帯にサメや魚がどのような動きをしているのか、お子さまと一緒に観察することもできます。実際に来場している方も、予約枠に空きがあればその場で体験することができます。

1968年4月に開館した京急油壺マリンパークは、老朽化を理由に2021年9月末をもっての閉館が決定しています。最近は「閉館前にもう一度見ておこう」という方が土日祝日を中心に多く来館しているとのことです。そのような中、「子供の頃によく行ったマリンパークにもう一度、子どもを連れていきたい」「今は近くに住んでいないのでなかなか行くことができない」との声も多くあり、それに応えるとともに、53年間の感謝の気持ちを込めてこのサービスを行うとしています。コロナ禍で来館できない方でも、自宅にいながら安心して楽しめるとのことです。

利用方法は、パソコンまたはスマートフォンなどから「京急油壺マリンパーク水中ドローン専用サイト」にアクセスし、希望の日時を予約します(6日前から予約可能)。稼働時間帯は9:00〜翌8:00の23時間で、1回あたり約10分間操作が可能です。利用料金は1回500円で、予約申し込み後にクレジットカードで決済します。なお、iPhoneなど一部スマートフォンでは水中ドローンの操作はできず、カメラ映像の再生のみとなります(iPadでは操作も併せて利用できます)。

水中ドローン利用料金は、経費を差し引いた全額が生体のエサ代に充当されます。閉館後は入園料収入がなくなるものの、他の水族館に引っ越すまでの生体の飼育管理にはエサ代が必要になるとして、利用による支援を呼びかけています。なお、水中ドローンによる利益が実際にかかるエサ代を上回った場合は、神奈川県立こども医療センター(横浜市南区)に全額寄付する予定としています。また、地元への感謝の気持ちとして、同センター小児病棟に長期入院しているお子さまで希望する方に、無料で病室からでも体験できるイベントを開催予定とのことです。

京急油壺マリンパークは、水中ドローンを操作してカラフルな魚の群れの中や、狂暴なオオメジロザメの近くに潜入する、非日常の体験を楽しんでほしいと話しています。