叡山電鉄 土砂災害による不通区間9月18日再開 市原〜鞍馬間 貴船口付近の治山工事進む

叡山電鉄は、運転を見合わせている鞍馬線の市原駅〜鞍馬駅間について、2021年9月18日(土)から運転再開すると発表しました。

鞍馬駅に停車中の叡山電鉄800系電車(photoB/写真AC)
鞍馬駅に停車中の叡山電鉄800系電車(photoB/写真AC)

2020年7月7日〜8日にかけて降り続いた大雨の影響により、鞍馬線貴船口駅付近で土砂崩れが発生したことなどにより、現在も市原駅〜鞍馬駅間で列車の運転を見合わせています(路線図は下図を参照)。叡山電鉄によると、鉄道施設の復旧にあたっている同社と、治山事業を実施している京都府が話し合いを行い、工事を行いながらも安全を確保して列車を運行できる見込みがたったとしています。

なお、再開時のダイヤについては別途告知するとのことです。

叡山電鉄の公式Twitterでは、土砂崩れ箇所の状況が写真付きで説明されています。災害発生時は大量の土砂と倒木が線路を覆っていましたが、現在は構造物で斜面を固める「のり面保護工事」が進んでいるようすが確認できます。

【路線図で解説】叡山電鉄 市原〜鞍馬間 9月18日運転再開

市原駅〜鞍馬駅間の運転見合わせに伴い現在、貴船口・鞍馬方面へは市原から京都バスを利用するよう案内されています。京都バスの市原バス停は市原駅から徒歩3〜4分で、バス運賃(大人170円、小児90円)は別途必要になります。