東北本線・常磐線・仙山線など28日昼頃まで運休 台風8号接近に伴うJR東日本運行情報

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JR東日本は、台風8号接近により荒天が見込まれる東北地方の各路線について、2021年7月28日(水)の運転計画を発表しました。

仙石線高城町駅に停車中のJR東日本HB-E210系気動車(左)と205系3100番台電車(PhotoNetwork/写真AC)
仙石線高城町駅に停車中のJR東日本HB-E210系気動車(左)と205系3100番台電車(PhotoNetwork/写真AC)

東北地方に上陸する予報が出ている台風8号ですが、7月27日(火)は台風の影響を受ける可能性が少なくなったとして、運休を計画していた路線では一部の列車の運転が再開されました。一転して7月28日(水)は宮城・岩手県内を中心に、始発から列車の運転が取り止めとなる区間が多く発生します。

東北本線は、多くの区間(福島駅〜白石駅〜岩沼駅間、仙台駅〜松島駅〜小牛田駅〜一ノ関駅間、岩切駅〜利府駅間)で7月28日(水)始発から昼頃まで運転が見合わされます。東北本線(岩沼駅〜仙台駅間)、仙石線(あおば通駅〜東塩釜駅間)および仙台空港アクセス線については、始発列車から列車本数を減らして運転されますが、速度を落としての運転となるため遅れが見込まれるとのことです。

そのほか、多くの路線で始発からの運転が見合わされます。7月28日(水)昼頃まで運転見合わせとなる区間は常磐線(原ノ町駅〜仙台駅間)、仙山線、仙石線(東塩釜駅〜石巻駅間)、仙石東北ライン、石巻線、気仙沼線(列車)、陸羽東線、大船渡線(列車)、釜石線および山田線(上米内駅〜宮古駅間)です。釜石線の運転見合わせに伴い、東北本線の花巻駅〜盛岡駅間でも一部の直通列車が運休となります。すべての運休区間において、代行輸送は行われません。

7月27日(火)に一部の列車を計画運休した山形新幹線は、7月28日(水)については始発列車からの運転再開が予定されていますが、一部の列車に遅れが見込まれています。奥羽本線(山形線)の福島駅〜米沢駅間も同じく、7月28日(水)始発から運転を行いますが、一部遅れが生じる場合があります。

秋田新幹線をはじめとする秋田エリアにおいては列車の運休等は計画されていませんが、雨や風が強まることが予想されており、天候の状況によっては列車の運行に影響がある可能性があるとしています。

また、岩手県の第三セクター鉄道・三陸鉄道は、台風8号接近により大雨および強風が見込まれるとして、7月28日(水)始発からお昼頃まで運転を見合わせるとしています。代行輸送は予定していないとのことです。