大雨で線路冠水、土砂流入、土砂崩れ 一畑電車 7〜8日は終日運休 運転再開は早くて9日

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一畑電車は、2021年7月7日(火)早朝からの大雨の影響により当分の間、全線で運転を見合わせます。

出雲大社前駅に停車中の一畑電車1000系電車(Saffron/写真AC)
出雲大社前駅に停車中の一畑電車1000系電車(Saffron/写真AC)

同社によると、沿線各所で線路の冠水、土砂の流入や土砂崩れの被害箇所を確認しているとのことで、当分の間、運転再開の見通しが立たない状況と説明しています。北松江線(電鉄出雲市駅〜松江しんじ湖温泉駅間)および大社線(川跡駅〜出雲大社前駅間)とも、7月7日(火)は始発電車から運転を見合わせていますが、7月8日(水)についても全線で終日運休となります(路線図は下図を参照)。

7月9日(金)または7月10日(土)をめどに運転再開できるよう、復旧作業を行っていくとしており、再開日時については追って告知するとのことです。

【路線図で解説】一畑電車 大雨の影響により当分の間運休

日本気象協会によると、本州付近に停滞している梅雨前線の影響で、島根県や鳥取県では7月7日(火)朝にかけて「線状降水帯」が発生しました。13時までの12時間雨量は島根県出雲空港で166.0ミリと、観測史上1位の値を更新するなど、この地方の各地で記録的な大雨となっています。土砂災害や河川の氾濫の危険度が高まり、出雲市、松江市などでは一部地域において警戒レベル5「緊急安全確保」またはレベル4「避難指示」が発令されました。