京急初が満載 1000形新造車両の愛称を募集 自動回転座席・トイレ・全席コンセント装備

京浜急行電鉄(京急電鉄)は、2021年5月6日(木)にデビューした「1000形新造車両」の愛称を募集しています。

糀谷駅を発車する京浜急行電鉄1000形20次車(Katsumi/TOKYO STUDIO)
糀谷駅を発車する京浜急行電鉄1000形20次車(Katsumi/TOKYO STUDIO)

新造車両(1000形20次車、1890番台)は、京急電鉄では初めてとなる、ロングシートからクロスシートに切替可能な自動回転式座席が備えられています。利便性向上のために設置された、バリアフリー対応の洋式トイレ、全座席の電源コンセントといった設備も京急初となります。各車両には防犯カメラが設置され安全性に配慮されているほか、「抗菌・抗ウイルス」のシート地の採用などにより、ウィズコロナ時代でも安心な車内環境が提供されます。

現在は4両1編成が平日朝の座席指定制列車「モーニング・ウィング3号」のほか、昼間の「エアポート急行」でも運行されています。休日に貸切イベント列車として運用されることを想定し、ロングシートとクロスシートを混在させて12人が向かい合って座れる特別な座席フォーメーションも用意されています。

愛称の募集は、利用客や沿線住民に親しみを持ってもらうことを目的に、2021年6月16日(水)〜7月30日(金)の期間で行われます。京急電鉄公式の応募サイトから、「京急のイメージ」「京急線沿線のイメージ」「新造車両のイメージ」から想い起こされる愛称と、愛称に込めた想いをフォームに記入して応募します。

選考された最優秀賞1作品、優秀賞4作品の応募者には「京急電鉄オリジナルグッズセット」がプレゼントされます。さらに、最優秀賞の作品は京急電鉄によりデザインが施され、新造車両2号車の車体側面に掲出されます。愛称は9月以降、京急電鉄公式サイトで発表される予定です。

京浜急行電鉄1000形20次車 トイレが設置され側面窓がないスペース(愛称は左の2号車側面に掲出予定)(Katsumi/TOKYO STUDIO)
京浜急行電鉄1000形20次車 トイレが設置され側面窓がないスペース(愛称は左の2号車側面に掲出予定)(Katsumi/TOKYO STUDIO)

また、東京都への緊急事態宣言再発令により発売が延期されていた新造車両のデビュー記念乗車券は、6月26日(土)7:00から京急川崎駅、京急鶴見駅、金沢文庫駅および逗子・葉山駅の4駅で発売されます。発売金額は2,000円で、D型硬券4枚に「マスクケース」がセットになっており、台紙には、新造車両で導入された抗菌・抗ウイルス座席シート地の実物が付属されています。各駅500部、計2,000部がなくなり次第発売終了となります(お一人2セットまで購入可能)。