「関東大手私鉄初」自転車をそのまま電車に持ち込める 西武鉄道サイクルトレイン実験

西武鉄道は、自転車を折りたたまずにそのまま車内に持ち込める「西武多摩川線サイクルトレイン」の実証実験を行います。
(2021年6月11日) 西武鉄道公式リリース文から「大手私鉄初」の表記が削除されたことを受け、内容を一部変更しました。一部駅名の表記を訂正しました。

多摩駅〜白糸台駅間を走行する西武101系電車(ジュンP/写真AC)
多摩駅〜白糸台駅間を走行する西武101系電車(ジュンP/写真AC)

対象区間は多摩川線の全線(武蔵境駅〜是政駅間8.0km)で、2021年7月1日(木)〜9月30日(木)の3か月間実施されます。持込料金は無料で、乗車券(定期券・回数券・フリーきっぷなどを含む)のみで持ち込みができます。定期運行列車を使ったサイクルトレインは、関東大手私鉄では初めての取り組みとなります。

平日は上り是政駅10:09〜15:45発、下り武蔵境駅10:06〜15:42発の列車に持ち込むことができます。一方、土休日は時間帯が拡大され、上り是政駅8:09〜17:45発、下り武蔵境駅8:06〜17:42発の列車が対象となります。各駅の利用可能時間は平日10時〜16時、土休日8時〜18時となっており、この時間内に入場および出場する必要があります。なお、多磨駅では自転車持ち込みによる乗車・降車ともできません。

自転車の持ち込みができるのは、4両編成のうち「サイクルトレイン」の表示がある武蔵境駅寄り1号車のみです。持込可能台数は1人1台までで、車内では設置してある固定ベルトを自転車のサドル下またはハンドル付近に巻きつけ、スタンドを立てて自転車が転倒しないよう支えながら乗車します。なお、原動機付自転車、スタンドが付いていない自転車および、長さ180cmまたは幅45cmを超えるサイズの自転車は持ち込み対象外となります。また、1列車あたりの持ち込みできる自転車の上限は8台となっており、それを超える場合は次の列車まで待つ必要があります。

混雑時および特定の日において、終日または一部時間帯に自転車の持ち込みが制限される場合があります。そのほか、利用上の注意点などの詳細情報は西武鉄道Webサイト内の「西武多摩川線サイクルトレイン」特設ベージで案内されています。ページ内には、実証実験期間中に行われるアンケートも掲載されています。

【路線図で解説】西武多摩川線 サイクルトレイン実証実験

西武鉄道は、普段のお買い物やサイクリングなどの行動範囲を広げることにより、地域の交通をより便利にし、魅力的な沿線の実現を目指すと話しています。また、自動車に比べてCO2排出量が少ない電車と自転車を組み合わせることにより、SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)の取り組みとして自然環境や地球環境に配慮した移動手段の選択肢を提供するとしています。

〈この記事へのご意見・ご感想をSNSでお聞かせください。〉