九州新幹線に通話・オンライン会議OK車両 JR九州「シェアオフィス新幹線」6月に運転

JR九州は、九州新幹線の列車内で仕事をしながら移動したい方に適した「シェアオフィス新幹線」を期間限定で運転します。

九州新幹線N700系 普通車指定席車両の2+2列座席(i306/写真AC)
九州新幹線N700系 普通車指定席車両の2+2列座席(i306/写真AC)

博多駅〜鹿児島中央駅間を運転する列車の一部を「リモートワーク推奨車両」に設定し、パソコン作業やオンライン会議が行える環境が提供されます。通常、九州新幹線車内では座席での携帯電話等の通話は控えるよう案内されていますが、リモートワーク推奨車両では自由に通話ができます。出張や通勤の移動中でも、周りの目を気にせずにオンライン会議や電話での打ち合わせが可能になります。

車内での快適なリモートワークのために、JR九州と各企業が連携します。NTTドコモの協力により、安定した通信環境で仕事ができるよう、無料でWi-Fiルーターの貸し出しが行われます。このルーターを使用すると、電子雑誌読み放題サービス「dマガジン for Biz」を利用することもできます。また、ライオンからは、身の回りや手肌を清潔に保てる「キレイキレイ99.99%除菌ウェットシート」が配布されます。

「シェアオフィス新幹線」の運転期間は、土休日を除く2021年6月14日(月)〜30日(水)の13日間です。対象列車は上り「さくら402号」(鹿児島中央駅12:00発、博多駅13:37着)および下り「さくら409号」(博多駅16:24発、鹿児島中央駅17:59着)です。N700系車両6号車(グリーン席を除く)の窓側(A・D)18席が「リモートワーク座席」として利用できます。窓側座席にはモバイル用コンセントが設置されています。通路側(B・C)の座席は使用不可となります。

リモートワーク推奨車両を利用するには、対象列車の乗車券と指定席特急券(またはおトクなきっぷ等)を購入します。リモートワーク推奨車両は座席指定の対象外となるため、他の号車の座席を指定します。乗車後にリモートワーク推奨車両に移動し、空いている窓側席で各自リモートワークを行います。リモートワーク座席の利用に追加料金はかかりません。なお、自由席特急券ではリモートワーク座席を利用できません。

【時刻表で解説】JR九州 「シェアオフィス新幹線」 期間限定で運転

なお、輸送障害時等にはリモートワーク推奨車両が設定されない場合があります。