JR東日本など訪日客向け乗り放題券を中止 「利用見込めず」2020年夏発売予定が一転

JR東日本、東京メトロなど関東エリアの26鉄道事業者は、訪日外国人向けのIC企画乗車券「TOKYO SUPPOTER PASS」の発売を取り止めます。

JR東日本東京駅の訪日外国人向けカウンター「JR EAST Travel Service Center」(Katsumi/TOKYO STUDIO)
JR東日本東京駅の訪日外国人向けカウンター「JR EAST Travel Service Center」(Katsumi/TOKYO STUDIO)

「TOKYO SUPPOTER PASS」は、訪日外国人など複雑な鉄道網に不慣れな方向けに、連続する3日間、関東の26社局の鉄道が乗り放題になるIC企画乗車券です。きっぷの購入やチャージ残額不足を気にすることなくシームレスに利用してもらえるようにと、当初は2020年夏に限定発売される予定でした。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大や、2020年3月に東京オリンピック・パラリンピックの延期が決定するなどの社会情勢を受け、発売時期の無期限延長が発表されていました。

また、JR東日本は、訪日外国人旅行者向けの期間限定鉄道パス「JR EAST Welcome Rail Pass 2020」についても発売を取り止めることを発表しました。大人12,000円、小児6,000円でJR東日本管内の新幹線や特急などが連続する3日間乗り放題となるパスで、五輪大会期間中、インバウンド旅行者に東日本エリアを周遊してもらえるよう、2020年夏の限定発売が予定されていました。新型コロナウイルスの影響により世界的に旅行需要が低迷したことを受けて発売が延期され、当初の目的を変更するかたちで、2020年10月〜2021年2月限定で在留外国人(日本国発行以外のパスポート所持者)向けに発売されていました。

いずれの商品も「訪日外国人旅行者のお客さまによるご利用が見通せないことから」発売を取り止めることになったと説明しています。

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