京急・東急・小田急・京王も朝ラッシュ時減便 周知不足を考慮し限定的とした会社も

京浜急行電鉄、東急電鉄、小田急電鉄および京王電鉄は、緊急事態宣言に伴いゴールデンウィーク期間中に減便運転を実施します。

品川駅〜北品川駅間を走行する京急1000形電車(cheetah/写真AC)
品川駅〜北品川駅間を走行する京急1000形電車(cheetah/写真AC)

各社とも、2021年4月25日(日)から東京都への緊急事態宣言が発令されたことと、それに伴い国および東京都・神奈川県から要請があったことを受けて実施します。

京急電鉄は、4月29日(木・祝)〜5月9日(日)までのゴールデンウィーク期間における平日3日間(4月30日(金)、5月6日(木)・7日(金))、朝時間帯の一部列車の運転区間を変更します。今回のダイヤ変更は、人の流れを抑制するという国の基本的な対処方針を踏まえながらも、「医療従事者などエッセンシャルワーカーへの影響やお客さまへの周知期間等を考慮」したと言い、対象は下り列車3本のみに限定されています。

また京急線は、5月1日(土)・8日(土)の2日間について、通常の土曜ダイヤではなく休日ダイヤでの運転となります。土曜のみ12両編成で運転している列車が8両編成での運転に変わる以外、運転時刻等の差異はありません。

東急電鉄、小田急電鉄、京王電鉄とも、平日ダイヤで運転する4月30日(金)、5月6日(木)・7日(金)の3日間、朝ラッシュ時間帯付近において減便が実施されます。

東急池上線では、五反田駅〜雪が谷大塚駅・蒲田駅間において上下各2本の列車が削減されます。世田谷線では、三軒茶屋駅〜上町駅・下高井戸駅間において上下各5本の列車が運休となるほか、運転間隔調整のため一部の列車の時刻が変更されます。

小田急線では、8時〜9時台の成城学園前を始発駅とする東京メトロ千代田線直通の上り準急列車5本が運転取り止めとなります。いずれも代々木上原駅始発に変更され、千代田線内は通常どおり運転されます。

京王線では、新宿駅発・桜上水駅行の下り各駅停車2本が運休となります。京王井の頭線では、渋谷駅〜富士見ケ丘駅・吉祥寺駅間で上り急行1本・各駅停車1本、下り各駅停車2本が運転取り止めとなります。

【時刻表で解説】京急・東急・小田急・京王 ダイヤ変更

このうち小田急電鉄では、引き続き政府および各自治体から出されている外出自粛の要請等への協力を呼びかけています。