緊急事態宣言で南海線・高野線の終電繰り上げ 空港特急「ラピート」の大幅減便も継続

南海電気鉄道は、緊急事態宣言の発令に伴い南海線・高野線の終電時刻を繰り上げます。

南海1000系電車(左)と6300系電車(leap111/写真AC)
南海1000系電車(左)と6300系電車(leap111/写真AC)

大阪府に緊急事態宣言が発令されたことにともない、大阪府ならびに国土交通省からの要請があったことを踏まえて実施するとしています。終電時刻の繰り上げは、2021年4月29日(木・祝)から当分の間、平日・土休日ダイヤとも実施されます(時刻表は下表を参照)。

南海線では、難波駅0:25発・普通住ノ江駅行の最終列車の運転が取り止められ、終電時刻が17分(普通列車は25分)繰り上げられます。高野線では、難波駅0:25発・各停堺東駅行の最終列車が運休となり、終電時刻は15分(各停列車は25分)繰り上げとなります。

南海電鉄では、5月21日(金)までに最終列車の運転を再開する場合も、5月22日(土)からは予定どおり「南海線ダイヤ改正」に伴い、南海線・高野線の終電時刻の繰り上げを実施するとしています。

【時刻表で解説】南海線・高野線 終電繰り上げ

一方、南海本線・空港線を運転する特急「ラピート」は、2020年4月24日から一部列車の運休が実施されており、4月29日(木・祝)以降も継続されます。平日ダイヤでは全66本中34本の列車が運休しており(下り難波駅8:30〜16:30発、上り関西空港駅9:33〜17:35発)、51.5%の減便が行われています。土休日ダイヤでは全66本中48本の列車が運休しており(下り難波駅10:30〜22:00発、上り関西空港駅11:35〜122:55発)、減便率は72.7%となっています。