JR東日本の気仙沼線BRTが自動運転の実証実験 柳津〜陸前戸倉間で26日から迂回運転

JR東日本は、気仙沼線BRTにおいて自動運転の実証運転を行うため、柳津駅〜陸前戸倉駅間で迂回運転を実施します。

BRT専用道を走行するJR東日本気仙沼線BRT(りっくん_/写真AC)
BRT専用道を走行するJR東日本気仙沼線BRT(りっくん_/写真AC)

通常の走行ルートであるBRT専用道において、BRT自動運転の実証運転に伴う工事および実験を行うことによるものです。実施期間は2021年4月26(月)〜9月30日(木)で、柳津駅〜陸前戸倉駅間は上下線とも始発便から最終便まで専用道を使用せず、一般道を迂回運転します。

迂回運転中は柳津駅および陸前横山駅が臨時の乗降場所に変更となります。柳津駅は専用道から約60mの鉄道駅舎前バス停、陸前横山駅は専用道から約360mの国道45号上(専用道開通前の陸前横山バス停)がそれぞれ使用されます。この迂回運転により、期間中は気仙沼線BRTのダイヤに最大3分程度の遅れが生じると見込まれています。JR東日本は、気仙沼駅や柳津駅などで乗り換えを予定している方に時間に余裕をもって利用するよう呼びかけています。

気仙沼線BRTでの自動運転実証実験は、柳津駅〜陸前横山駅のBRT専用道で2019年11月から段階的に実施されています。2021年1月には、現在BRTで使用している大型のハイブリッドバスを改造した自動運転バスの車両が公開されました。JR東日本では今後の本格的な実用化に向けて、60km/hでの走行やトンネル内走行を含む自動運転レベル3認証の取得を目指しているとしています。また、2021年夏には同区間において、地域住民の方を対象としたBRT専用大型自動運転バスの試乗会が開催される予定です。