時差通勤で20ポイント+ボーナスポイントも JR西日本「ICOCAでジサポ」4月開始

JR西日本を利用して大阪へ通勤する方へ、時差通勤でICOCAポイントが貯まる「ICOCAでジサポ」サービスが開始します。

大阪環状線で運行されているJR西日本323系電車(写真AC/KUZUHA)
大阪環状線で運行されているJR西日本323系電車(写真AC/KUZUHA)

時差通勤ポイントサービス「ICOCAでジサポ」は、ICOCA定期券で朝のピーク時間後に通勤利用するとICOCAポイントが付与される新サービスです。JR西日本は、新型コロナウイルス感染拡大を契機とした社会や価値観の変化に対応するため、このサービスにより新しい鉄道の乗車スタイルを提案するとしています。

実施期間は2021年4月1日(木)〜2022年3月31日(木)です。時差通勤ポイントの付与対象となる券種は、通勤用のICOCA定期券です(通学定期券や磁気タイプの定期券、こどもICOCAは対象外)。

平日(平日ダイヤ運転日)に通勤用のICOCA定期券で入場後、対象の着駅で9:15〜10:30に出場した場合、利用1回ごとにICOCAポイントが20ポイント貯まります。ポイント付与の対象となる着駅エリアは大阪都心部の33駅(大阪環状線・JRゆめ咲線・JR東西線の各駅、JR難波駅および新大阪駅〜尼崎駅間の各駅)です(路線図を参照)。発駅は、着駅からICOCA定期券を発売できる範囲の駅ならすべての駅が対象となります。

ICOCA定期券区間外の乗車時、同一駅での入出場、のりこし精算機での精算は対象外となります。また、新大阪駅での利用において「新大阪駅まで在来線を利用し、乗換改札口から新幹線に乗り換える場合」「新大阪駅まで新幹線を利用し、在来線に乗り換えしない場合」はポイントの対象になりません。

さらに、毎月10回および15回時差通勤を利用すると、ICOCAポイントがそれぞれ別途30ポイント貯まる「ボーナスポイント」の加算も行われます。

【路線図で解説】JR西日本 「ICOCAでジサポ」 対象着駅エリア

「ICOCAでジサポ」の利用には、「ICOCAポイントサービス」への利用登録(無料)が必要です。利用登録すると当月分の利用から集計され、翌月以降は登録する必要はありません。すでに同サービスへ登録済みのICOCAの再登録も不要です。

時差通勤ポイントは1か月間(1日〜末日)で集計され、翌月中に付与されます。貯まったICOCAポイントは、1ポイント=1円相当でICOCAにチャージして使えます。

「ICOCAでジサポ」と並行して、JR西日本の新移動生活ナビアプリ「WESTER」上で、時差通勤利用者向けにおトクなクーポンが配信されるサービスも実施される予定です。