【運行情報】東北新幹線不通に伴う在来線迂回ルートまとめ 臨時列車の時刻表付き

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東北新幹線が那須塩原駅〜一ノ関駅間で運転を見合わせていることに伴い、JR東日本は在来線等による東北方面への迂回経路を案内しています。

品川駅に停車中の特急「ひたち」JR東日本E657系(写真AC/nozomi500)
品川駅に停車中の特急「ひたち」JR東日本E657系(写真AC/nozomi500)

2021年2月13日(土)の地震の影響により、東北新幹線の全線復旧までおおむね10日間前後要すると見込まれています。運転再開までの間、東北方面への迂回輸送を担う常磐線、羽越本線および東北本線には臨時列車が運転されます(路線図を参照)。

【路線図で解説】東北新幹線の運休区間と迂回経路

常磐線の特急「ひたち」は、首都圏と仙台駅を結ぶ直通の定期列車が上下各3本運転されています。また、2月16日(火)から当分の間、品川駅〜いわき駅運転間の「ひたち」上下各2本について、いわき駅〜仙台駅間を臨時快速列車として延長運転し、仙台駅発着に変更します。延長運転されるのは、下り「ひたち9・25号」および上り「ひたち8・22号」です(下表を参照)。なお、臨時快速列車は普通車全車自由席で運転されます。

【図表で解説】常磐線特急「ひたち」 首都圏〜仙台間の直通列車

白新線・羽越本線の特急「いなほ」は、新潟駅〜秋田駅間の定期列車が上下各3本運転されており、新潟駅で上越新幹線と乗り継ぐことにより首都圏と秋田方面との往来が可能です。また、2月15日(月)から当分の間、下り「いなほ11号」(新潟駅18:55発・酒田駅行)が秋田駅まで延長運転されます。酒田駅〜秋田駅間は臨時快速列車として運転されます。これにより、新潟駅〜秋田駅間の直通列車は下り4本、上り3本となります。

【図表で解説】羽越本線特急「いなほ」 新潟〜秋田間の直通列車

2月16日(火)に東北新幹線の一ノ関駅〜盛岡駅間が臨時ダイヤで運転再開したことに合わせ、北海道・北東北方面と仙台方面とを結ぶ輸送ルート確保のため、東北本線に全車自由席の臨時快速列車が当分の間運転されます。

臨時快速列車の運転本数は、下り列車が仙台駅発・一ノ関駅行3本、仙台駅発・盛岡駅1本の計4本、上り列車は盛岡駅発・一ノ関駅間1本、一ノ関駅発・仙台駅行6本の計7本です。仙台駅〜一ノ関駅間の停車駅は、小牛田駅・石越駅です。一ノ関駅〜盛岡駅間の停車駅は、水沢駅・北上駅・花巻駅です。一部の列車を除き、一ノ関駅で東北新幹線の臨時列車に接続します。

【図表で解説】東北本線 仙台〜一ノ関〜盛岡間の臨時快速列車

JR東日本では、すでに有効な新幹線の乗車券をお持ちの方は、経路を変更しての乗車が可能となる措置を行っています。