「青春18きっぷ」2021年も発売決定 春季の利用期間は3月1日〜4月10日

全国のJR線の普通列車が乗り放題となる「青春18きっぷ」が2021年も発売されます。

八ヶ岳をバックに小海線小淵沢駅〜甲斐小泉駅間を走るJR東日本キハ100系気動車
八ヶ岳をバックに小海線小淵沢駅〜甲斐小泉駅間を走るJR東日本キハ100系気動車

JRグループ6社が2021年の発売・利用期間を発表しました。それによると、春季版の発売期間は2021年2月20日(土)〜3月31日(水)、利用期間は3月1日(月)〜4月10日(土)となっています。夏季版、冬季版についても発売が決定しており、例年どおりの設定となっています。お値段は12,050円(大人・子ども同額)で、全国のJR主要駅、JR旅行センターおよび主な旅行会社で発売されます。

「青春18きっぷ」は、乗車日当日有効のきっぷ5回分が1枚になった企画乗車券です。利用日は連続している必要はなく、1枚のきっぷを1人で5回利用できるほか、同一行程ならばグループで利用することも可能です。

乗り降り自由となる路線は、全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)およびJR西日本宮島フェリーです。新幹線や特急・急行列車の利用、普通・快速列車のグリーン指定席の利用はできず、特急券・急行券・グリーン券のほかに普通乗車券も購入する必要があります。ただし、石勝線(新得駅〜新夕張駅間)、奥羽本線(新青森駅〜青森駅間)、佐世保線(早岐駅〜佐世保駅間)および宮崎空港線(宮崎駅〜宮崎空港駅間)については、この区間内での乗車に限り特急列車の普通車自由席に乗車できます。

「青春18きっぷ」は、JRと直通運転している他社路線では利用できません(一部例外扱いあり)。ただし、青い森鉄道線(青森駅〜八戸駅間、青森駅〜野辺地駅間、八戸駅〜野辺地駅間)、あいの風とやま鉄道線(高岡駅〜富山駅間)およびIRいしかわ鉄道線(金沢駅〜津幡駅間)については、条件付きで利用可能となる特例があります。

【図表で解説】「青春18きっぷ」2021年の発売・利用期間カレンダー

また、「青春18きっぷ」の利用日に組み合わせて利用することで、北海道新幹線と道南いさりび鉄道線に乗車できる「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」も発売されます。利用期間は「青春18きっぷ」と同じで、各季とも利用期間最終日まで発売されます。お値段は2,490円(大人・子ども同額)です。

「青春18きっぷ」と併用してオプション券を使用すると、北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅〜木古内駅間で普通車の空いている席および、道南いさりび鉄道線の木古内駅〜五稜郭駅間の普通列車に乗車できます。ただし、片道1回限りで連続して利用する場合に限られます。