京成線が終電繰り上げ・始発繰り上げ 都営線からの帰宅に注意(終電時刻表付き)

京成電鉄は、2021年3月27日(土)にダイヤを変更し、京成線の一部区間で終電時刻の繰り上げ、始発列車の時刻繰り下げを実施すると発表しました。

京成3400形電車
京成3400形電車

終電時刻が見直されるのは京成本線の一部区間です。平日ダイヤでの大きな変更点は、都営浅草線から直通運転する最終列車の見直しです。現行ダイヤで押上駅0:11発の通勤特急京成佐倉駅行は、京成高砂駅〜京成佐倉駅間が運転取り止めとなり、普通京成高砂駅行に変更されます。また、新たに京成上野駅23:40発の快速京成佐倉駅行が運行され、この列車が京成大久保駅〜京成佐倉駅間の最終列車となります。

ダイヤ変更以降、都営浅草線・押上線から京成佐倉駅方面へ接続する最終列車は、押上駅23:47発の普通印西牧の原駅行となります(京成高砂駅で上記の快速京成佐倉駅行に乗り換え)。都心方面からの通勤特急は、深夜に乗り換えなしで帰宅できる列車として長年親しまれていましたが、今回の見直しにより、帰宅時間に注意が必要となります。

そのほかに平日ダイヤでは、京成上野駅発の京成成田駅行および京成津田沼駅行終電の時刻がそれぞれ繰り上げられます。土休日ダイヤでは、京成上野駅発下りの一部終電が1〜2分程度繰り上がります。終電繰り上げに伴い、終電前の深夜時間帯の一部列車にも時刻変更が発生します。

【図表で解説】京成 3月27日ダイヤ変更 終電繰り上げ

3月27日(土)のダイヤ見直しでは、京成本線の上り始発列車の時刻繰り下げも実施されます。宗吾参道駅4:35発の京成上野駅行始発列車は、4分繰り下がり4:39発となります。このため、現行ダイヤにおいて京成津田沼駅で接続している千葉線の千葉中央駅行始発列車には乗り換えができなくなります。

そのほか、京成津田沼駅発および京成高砂駅発の京成上野駅行始発列車についても、それぞれ10〜12分程度時刻が繰り下げとなります。始発列車の繰り下げに伴い、早朝の一部列車の運転時刻も変更されます。

【図表で解説】京成 3月27日ダイヤ変更 始発列車繰り下げ

今回のダイヤ変更においては、早朝および夜間以外の時間帯の列車については、おおむね現行ダイヤからの変更はありません。一部のスカイライナーの青砥駅停車は引き続き実施されます。また、2020年10月1日から平日ダイヤ限定で運行している北総線印旛日本医大駅発の「臨時ライナー」については、ダイヤ変更後も引き続き運転されます。