【特集】東急3月13日ダイヤ改正 田園都市線の昼間パターンを刷新(終電時刻表付き)

田園都市線・大井町線は日中の運転パターンを刷新

田園都市線と大井町線では、平日・土休日の日中時間帯(10〜16時台)における急行・準急・各停の運行パターンが大きく変わります。

田園都市線の渋谷駅発下りでは、日中1時間あたりの列車本数が現行ダイヤの14本から3月13日(土)以降は12本へと変更されます。一方で、中央林間駅発の上りでは、現行の14本から15本へと改められます。大井町線大井町駅発の下りは、これまでの14本から12本に見直されます。

発表された情報から読み解くと、田園都市線・大井町線の日中の1時間あたりの運転本数は、長津田駅〜中央林間駅間で1本増便される一方、その他の区間は1〜4本の減便となることが予想されます。20分ごとに、各1本の「急行(田園都市線)」「急行(大井町線)」「準急」、そして2本の「各停」のサイクルが繰り返されるダイヤになると思われます。

現在のダイヤで運行されている渋谷駅および長津田駅折り返しの各停、大井町線内のみ運転の急行といった区間運転の設定がなくなります。運転される列車の種類が整理されシンプルになりますが、目的地によっては乗車時間や待ち時間が長くなる場合もありそうです。

東急田園都市線・大井町線 日中時間帯の運転パターン比較

池上線・世田谷線などでも日中の本数見直し

池上線と東急多摩川線では、平日の日中時間帯(10:30〜15:30)における運転間隔が見直され、現行ダイヤの6分間隔から3月13日(土)以降は7〜8分間隔に広がります。また、平日夜間の池上線下り21時台および22時台、多摩川線下り22時台の列車本数がそれぞれ1本削減されます。なお、池上線上りの雪が谷大塚駅発・五反田駅行の上り始発電車は、平日・土休日とも現行の5:00発から4:59発に時刻変更されます。

田園都市線では、平日17時台において混雑緩和のため、渋谷駅発下りの列車本数が16本(急行5、各停11)から17本(急行5、各停12)に変更されます。東横線と田園都市線では、朝および深夜時間帯にも一部区間・列車で運転本数の見直しが行われます。

【路線図で解説】東急 3月13日ダイヤ改正 運転本数見直し

世田谷線では、平日7時台に上町駅発・下高井戸駅行の下り列車が1本増発され、上りの上町駅発・三軒茶屋駅行1本が下高井戸駅始発に変更されます。また、平日・土休日ダイヤとも、下高井戸駅発・三軒茶屋駅行の上り始発電車が現行の5:13発から5:11発に変更となります。一方、平日ダイヤでは、日中時間帯の運転間隔が現行の6分間隔から7〜8分間隔に広がるほか、夜間の上り21時台、下り22時台の運転本数が各1本削減されます。

こどもの国線では、平日の夕・夜間時間帯の運転本数が見直されます。長津田駅発下り列車は17時台が現行の3本から4本に、18時台が4本から5本に、23時台は4本から2本にそれぞれ変更されます。そのほか、田園都市線との接続を考慮し、一部列車の時刻が変更となります。

世田谷線も3月13日ダイヤ改正で運転本数の見直し
世田谷線も3月13日ダイヤ改正で運転本数の見直し

東急では、最終的な各駅の時刻表は2021年3月上旬から各駅および公式サイト等で告知するとしています。また、ダイヤ改正に対応した冊子版「東急線電車時刻表」を2021年3月から東急線各駅(一部を除く)で発売予定とのことです。