JR西日本が特急「やくも」2月1日から半減 山陽新幹線「こだま」も減便を前倒し

JR西日本は、新型コロナウイルス感染症の影響により、在来線特急列車「やくも」号および山陽新幹線「こだま」号の運転計画を見直すと発表しました。

特急「やくも」に使用されているJR西日本381系
特急「やくも」に使用されているJR西日本381系

岡山駅〜出雲市駅間で運行されている特急「やくも」号は、2021年2月1日(月)以降の定期列車について、一部列車が運休となります。現行ダイヤで約1時間おきに30本運転されている「やくも」の定期列車は、2月1日(月)から当分の間、約2時間おきによる16本での運行となります(運休率47%)。JR西日本によると、昨今の情勢から当面利用の回復が見込めないため、運転本数を見直すことにしたと説明しています。

【路線図で解説】JR西日本 特急「やくも」 2月1日から減便

山陽新幹線「こだま」号については、2月1日(月)から一部列車で運転区間や運転日が見直されます。1日あたり平日68本、土休日66本運転している「こだま」号ですが、2月1日(月)以降は平日67本(1本減)、土休日59本(7本減)の体制となります。

なお、上記運転計画の見直しに伴い、一部の列車の編成が変更となります。当初、500系での運転を予定した「こだま」881・844・866号の3本は、使用車両が700系8両編成に変更されます。また、700系での運転が計画されていた「こだま」855・842・864・870号の4本については、500系8両編成での運転に変更となります。

この「こだま」号の運転計画見直しは、3月13日(土)のダイヤ改正日から実施が予定されていた内容です。新型コロナウイルス感染症の発生に伴う利用状況を勘案し、前倒しで見直すことを決定したとしています。

【時刻表で解説】山陽新幹線 2月1日から減便 下り(博多方面)

【時刻表で解説】山陽新幹線 2月1日から減便 上り(新大阪方面)

JR西日本では、運休する列車のきっぷをすでに購入した場合、無手数料で変更または払い戻しを承るとしています。