JR北海道「SL冬の湿原号」釧網本線で23日から運転 車窓には白銀の釧路湿原

JR北海道は、釧網本線の釧路駅〜標茶駅間に、蒸気機関車けん引による人気の観光列車「SL冬の湿原号」を2021年も運転します。

「SL冬の湿原号」を牽引するC11 171号機蒸気機関車
「SL冬の湿原号」を牽引するC11 171号機蒸気機関車

2000年から運行開始し、冬のひがし北海道の風物詩となった「SL冬の湿原号」。2021年は1月23日(土)〜2月28日(日)の期間に計21日間運転されます。客車内には昔なつかしいダルマストーブが設置され、車窓からは白銀の釧路湿原を眺めることができます。

けん引する蒸気機関車は1940年(昭和15年)に製造され、現役時代は道内各路線で活躍したC11形(C11 171号機)です。標茶駅で入れ替え作業を行う際には転車台がないため、先頭車両に機関車を逆向きで連結し、そのまま走行して釧路方面へ向かう点がユニークです。

【路線図で解説】JR北海道 「SL冬の湿原号」運転

「SL冬の湿原号」運転日には、沿線の方々によるさまざまな「おもてなし企画」が催されます。標茶駅での折り返し時間に合わせ、標茶町内の飲食店へジャンボタクシーで無料送迎する「巡回グルメ号」がスタンバイしています(SL利用者限定)。また、1月23日(土)・24日(日)、2月27日(土)・28日(日)の4日間は、標茶駅前の特設会場で地元特産品などを販売する「しべちゃうまいもん発見市場」が開催されます。

2月8日(月)〜12日(金)の期間は毎日「自治体PRデー」が開催されます。下り釧路駅行列車の出発または到着に合わせ、沿線自治体から地元の名物の「ちょっぴりプレゼント」の配布が行われます。

また、2号車販売カウンターでは車内販売が行われます。「SL冬の湿原号」の乗車記念になる「エンブレム」「サボ(行先表示板)」などのオリジナルグッズをはじめ、車内のダルマストーブで「炙り焼き」ができる「するめ」などの軽食や飲み物を購入することができます。

釧路川橋りょうを走行する「SL冬の湿原号」
釧路川橋りょうを走行する「SL冬の湿原号」

例年、最初の運転日に行われている「出発式」については、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、2021年シーズンは開催見合わせとなります。また、車内での感染症対策として、すべてのボックス席テーブル上にクリアパーテーションが設置されたほか、客室とデッキの仕切戸の開放、消毒液の設置などが実施されます。

「SL冬の湿原号」に乗車するためには、乗車券(運賃)のほかに指定席券が必要です。指定席券の料金は片道大人840円、子ども420円で、全国のJR主要駅やインターネット予約サービス「えきねっと」などで購入することができます。JR北海道によると、「SL冬の湿原号」は例年、指定席の発売と同時に満席となることが多いものの、2021年度はまだ座席に余裕があるとのことです。