JR東海・西日本が新幹線回数券を縮小 「ハッピー名古屋往復きっぷ」も一部終了

JR東海とJR西日本は、新幹線回数券等の特別企画乗車券について、インターネット予約の進展などで利用が少なくなった商品・区間の発売を終了すると発表しました。

東海道・山陽新幹線N700A系
東海道・山陽新幹線N700A系

東海道・山陽新幹線に設定されている6枚セットの「新幹線回数券」は、利用が少ないとされる約半数の設定区間が2021年3月31日(水)発売分をもって終了となります。「グリーン車用」は3区間で発売終了となり、4月1日(木)以降は「東京(都区内)〜名古屋(市内)」「東京(都区内)〜新大阪(市内)」の2区間でのみ発売継続となります。そのほか、「普通車指定席用」は現在発売中の51区間のうち21区間、「普通車自由席用」は130区間中65区間で発売が終了となります(図表を参照)。

JR東海とJR西日本では、インターネットで予約してチケットレスで乗車できるサービス「エクスプレス予約」「スマートEX」の利用を呼びかけています。

「新幹線回数券」設定区間縮小

新幹線と並行する在来線用の定期券と併用することで新幹線を利用できる「新幹線自由席回数特別急行券(定期券用)」についても、一部区間分が3月31日(水)をもって発売終了となります。設定区間は22区間から5区間へと大幅に縮小します。JR東海は代替サービスとして、在来線IC定期券で新幹線を利用できる「新幹線乗車サービス」を挙げており、その利用可能区間を拡大するために発売終了を決めたとしています。

東海道・山陽新幹線主要駅から舞浜駅までの往復乗車券と東京ディズニーリゾートの「入場予約券」がセットになった「東京ディズニーリゾート往復きっぷ」は、3月31日(水)をもって全19区間で発売終了となります。このきっぷはすでに発売が見合わされており、発売を再開することなく廃止されます。

JR東海ではそのほか、高山本線(飛騨古川駅〜飛騨金山駅間)、中央本線(木曽福島駅〜南木曽駅間)および紀勢本線(熊野市駅〜紀伊長島駅間)の指定区間から名古屋市内までの特急列車往復きっぷに、お買い物券がセットになった「ハッピー名古屋往復きっぷ」について、一部の商品を発売終了します。2月28日(日)利用分をもって発売を終了するのは、各区間とも「2人用」「3人用」「4人用」です。なお、いずれの区間も「1人用」は引き続き発売を行うとのことです。

特急「しなの」などが利用できる「ハッピー名古屋往復きっぷ」は設定縮小へ
特急「しなの」などが利用できる「ハッピー名古屋往復きっぷ」は設定縮小へ

また、名古屋市内からフリー区間までの特急列車往復きっぷと、フリー区間乗り放題がセットになった「白川郷・五箇山フリーきっぷ」については、すべての商品(「ひだ往復コース」「ひだ&しらさぎコース」「しらさぎ&ひだコース」)が3月31日(水)利用分をもって発売が終了されます。

JR西日本では、京阪神・和歌山エリアの特急列車で同一指定席が1か月間利用できる定期券「マイシート」を発売していますが、こちらは2021年3月利用分(一部商品は2月利用分)をもって発売終了となります。終了に合わせて、インターネット予約「e5489」で同一区間を利用するとICOCAポイント還元を受けられる期間限定サービス「J-WESTチケットレスキャンペーン」の実施を計画しているとのことです。