【特集】JR西日本が新幹線・特急列車を2月1日から減便 半数が運休になる方面も

京都〜北近畿間の特急は本数半分に

京都と北近畿各方面とを結ぶ特急「きのさき」「はしだて」「まいづる」も見直しの対象となります。京都駅〜福知山駅・豊岡駅・城崎温泉駅間を運行する「きのさき」は、下り3・7・15・19号、上り4・12・16・18号の計8本が2月1日(月)から全区間で運休となります。また、「きのさき」20号は城崎温泉駅〜福知山駅間の運転が取り止められ、福知山駅〜京都駅間のみ運転されます。

京都駅〜宮津駅・天橋立駅・久美浜駅を運行している京都丹後鉄道直通の特急「はしだて」も、下り5・7・9号、上り2・8・10号の計6本が運転見合わせとなります。京都駅〜福知山駅間の特急列車の運転本数は、現行の一日あたり30本から当分の間は16本となり(運休率47%)、約半数の列車が運転されないことになります。特に、京都駅を出発する最終の特急列車は19:28発となり、現行より2時間以上早くなります。

京都駅〜東舞鶴駅間の「まいづる」は、下り1・5・11・15号、上り2・6・12・14号が2月1日(月)から当分の間運転見合わせとなります。この区間の特急列車の運転本数は一日あたり15本ですが、2月1日(月)からは7本となり(運休率53%)、しばらくの間は限られた時間帯での運行となります(図表を参照)。

【路線図と時刻表で解説】JR西日本 2月1日から減便(京都〜北近畿方面特急)
【路線図と時刻表で解説】JR西日本 2月1日から減便(京都〜北近畿方面特急)
北近畿方面の特急列車も大幅削減に
北近畿方面の特急列車も大幅削減に

大阪〜北近畿方面の特急も大幅減便

大阪と北近畿を結ぶ特急列車は、2020年9月1日から「こうのとり」13・26号が運転取り止めとなっていますが、2月1日(月)からはさらに運休列車が増加します。新たに新大阪駅〜福知山駅・城崎温泉駅間の全区間で運休となるのは、下り「こうのとり」3・7・11・25・27号、上り「こうのとり」8・10・16・18・24号の計10本です。下り「こうのとり」17号については、福知山駅〜豊岡駅間が運休となり、運転区間が新大阪駅〜福知山駅間に縮小されます。

現行、新大阪駅〜福知山駅間で一日あたり26本運行されていますが、2月1日(月)からは16本の運行となります(運休率38%)。朝通勤時間帯の上り列車は引き続き運転されますが、夜21時台以降の下り列車2本が運休となるため、遅い時間帯の帰宅には特急が使えなくなります。

また、大阪駅→城崎温泉駅間で設定されている臨時列車「こうのとり」75号についても、2月1日(月)からは当分の間運休となります。また、大阪駅〜浜坂駅間(播但線経由)の臨時特急列車「かにカニはまかぜ」号も上下とも運転が取り止められます(図表を参照)。

【路線図と時刻表で解説】JR西日本 2月1日から減便(大阪〜北近畿方面特急)

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