京阪電車が1月31日ダイヤ変更 プレミアムカー拡大、中之島線は終電繰り上げ

京阪電気鉄道は、2021年1月31日(日)に京阪線ダイヤ変更を実施し、座席指定特別車両「プレミアムカー」の運転本数を大幅に拡大することを発表しました。

座席指定特別車両「プレミアムカー」が好評の京阪8000系電車
座席指定特別車両「プレミアムカー」が好評の京阪8000系電車

2017年からサービスを開始し好評を得ている「プレミアムカー」は、従来の8000系車両の全編成に加え、3000系車両の全編成にも新たに1両ずつ連結されます。これにより、プレミアムカーを連結した「快速特急」「特急」「ライナー」列車の本数は平日ダイヤで108本から188本に、土休日ダイヤで116本から186本へと大幅に増加します。

昼間時間帯は原則すべての特急列車でプレミアムカーが利用可能になり、朝夕ラッシュや夜間時間帯の運行本数も拡大されます。

なお、3000系または8000系車両で運転する土休日ダイヤの下り2本の特急(出町柳駅6:28および22:38発)については「プレミアムカーサービス」が中止され、プレミアムカーには乗車できません。

新たに「プレミアムカー」が連結される京阪3000系電車
新たに「プレミアムカー」が連結される京阪3000系電車

平日朝ラッシュ時には、三条駅発(7:00)、淀屋橋駅着(8:00)の全車両座席指定「ライナー」列車1本が増発されます。これに伴い、朝時間帯は既存の出町柳駅、樟葉駅、枚方市駅発のライナーと合わせて4本体制となります。夜間の京都方面行ライナーは運転時刻が若干変更されます。

朝・夕に運行している快速特急「洛楽」は、一部列車において淀屋橋駅〜出町柳駅間の所要時間を2分短縮(最速50分→48分)します。また、平日昼間を中心に、「特急」の同区間の所要時間を1分程度短縮します。

深夜時間帯においては運転本数の見直しが行われ、中之島線の終電時刻については中之島行が8分、中之島発が6分それぞれ繰り上げられます。そのほかにも、乗り換えが必要な区間において、最終の連絡時刻が早くなる場合や、乗り換え後の列車種別が変わることにより目的地への到着時刻が遅くなる場合もあるとしています。

京阪が1月31日ダイヤ変更 プレミアムカー拡大、中之島線は終電繰り上げ

京阪では、新型コロナウイルス感染症拡大によるライフスタイルの変化に伴い、運転本数の見直しや終電繰り上げ等、「ダイヤの抜本的な見直しを検討」すると2020年11月5日(木)に公表しています。今回のダイヤ変更による変更は小幅にとどまりましたが、夜間保守作業の要員確保の必要性もあり、見直しについては今後も検討していくとしています。