ことでん琴平線に新駅「伏石」が開業 全線でダイヤ改正も

高松琴平電気鉄道(ことでん)は、琴平線の三条駅〜太田駅間に建設を進めていた新駅「伏石駅」(K04A: ふせいし、香川県高松市)を2020年11月28日(土)に開業しました。

ことでん琴平線に新駅「伏石」が開業 全線でダイヤ改正も

伏石駅は、琴平線と高松東バイパスとの交点にあたる高架上につくられ、瓦町駅まで約8分、高松築港駅までは約12分の場所に位置します。新駅建設に合わせて周辺区間の複線化も進められたため、琴平線全体の所要時間はほとんど変更されていません。

伏石駅には東バイパスを挟んで南北に出入口が設けられますが、当分の間、利用できるのは北口のみです。北口には駐輪場が設置されます。北口の東側に整備している駅前広場(ロータリー)および南口は引き続き工事中のため、完成までの期間は利用できません。高松市交通政策課の構想によると、路線バスや高速バスなどのネットワークを再編し、鉄道とバスとの乗り継ぎ拠点として伏石駅を活用していくことが計画されています。

ことでん琴平線を走る1080形車両は元京急1000形
ことでん琴平線を走る1080形車両は元京急1000形

同日ことでんは、電車全線(琴平線・長尾線・志度線)でダイヤ改正を実施しました。最終列車の発車時刻が変更されるほか、琴平線では新型コロナウイルス感染拡大の影響で減便していた昼間時間帯の本数が従前レベルに戻され、高松築港駅〜一宮駅間は15分間隔での運転となります。